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恋愛理論
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作詞 polca cat. |
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何にもなかった 17のよる。
世界が壊れるほどのニュースに君は言った。
「こんな世界なくなってしまえばいいのに」
そうして君の心の中で 世界は終わった
丸い背中を揺らしながら 歩く
その姿に
どうしようもなく 寂しさを覚えるのは
僕の心のどっかで 君は弱い人だから
いつもつかみ所のない
会話のはしはしに
小さな矛盾を見つけては
眉をしかめてるね
まだ完璧でなかったあの頃の
不完全な頭じゃしかたないのに
君は背伸びしたがった
そんなところが いとおしかった。
欲張れば 欲張るほど
遠のいていくのに
この手は 常に何かを求める。
手に入らないのが怖くて
その手を隠すけれど
君にはもうお見通して
くすりと笑われてしまった
あぁ。恋愛理論を語る友人が
ひとりも彼女ができないのは
きっとこんな説明のつかない
憎しみに似た愛情を知らないから
愛はもっと複雑だって
教えたくても 伝えきれない
割り切れない想いは
いまもまだ
この心の中で 息を潜める。
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