|
|
|
バイバイ
|
作詞 polca cat. |
|
記憶をたどるとき
僕の姿がそこにある
あのとき見えなかった背中を
この目でみるんだ
かなしかったね
伝わらなくて
さびしかったね
言えなくて
ゆるせなかったね
置いていくなんて
『そんなこと言わないでよ』
あのときの僕が振り向いていう
伝わらなくて良かったよ
君は前を向いてたから
寂しくても良かったよ
この言葉をいってしまうほうが
きっと許せなかったよ
バイバイのとげが
いつから胸に刺さるようになったんだろう
生まれて初めて手を振ったとき
あんなに嬉しそうに教えてもらったのに
口にすると胸がちくちくする
桜が満開の公園で
僕の目をみながら 君が言った
『バイバイ』
聞いたことのない切なさを
いっぱい含んで はじけるように
鼓膜はそのとげで震えた
何かが終わる季節は
何かを受け入れるとき
この切なさを迎えて
世界に君のかけらが散らばった
あの交差点にもあのポストにも
あのタバコ屋にもあの窓辺にも
君を思い出すとき
心には満開の桜が咲いている
|
|
|