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夏風邪
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作詞 polca cat. |
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夏風邪ひいて 排気ガスにむせる
幼い頃の喘息 側で看病してくれてた母を思い出す
リンゴをおろした 甘い甘いデザート
シロップ薬の苦甘さ
ひとりで暮らす街には 私の体を気にする人などいなくて
さびしさは体調悪化に拍車をかける
寂しい よわい 熱のときの涙は効き目が強い
おとなになったって友達の数は気にするよ
繋がるところが少ないからあっという間に離れてく
同じ環境にいるわけじゃない
境遇をおもいばかられるほど余裕もない
当たり障りない会話なんて疲れるだけ
かといってゲスな話で悪く思われたくない
汚い汚いプライドと見栄で私はできてると。
心通わせられるのは数人だけ それもホロホロ消えていく
何枚も撮った友人との写真たち
その笑顔を思い出すことも減ってしまった
こんな時代 探せば見つかるのに
何かが私をはばむ
あの頃とは違うのだと
また笑いあえるほどに
話題もコミュニケーションスキルも持ち合わせてない
そうしてまた 孤独を紡ぐ 紡ぐ 紡ぐ
好きな人を思い出すように
友達のことを思い出そうとすると胸が苦しい
あの頃あった 確かな絆ってやつは
こんなにももろいとは思わなかったよね
腕組んで歩いた帰り道
夕日の赤さ 坂道に延びた 私たちの陰
どうしてこんなに寂しくなっちゃったんだろう
飲み込めないほどの記憶を無理矢理、薬と一緒に流し込んだ
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