|
|
|
港をさる船
|
作詞 polca cat. |
|
くずれる日常の砂山
あなたという存在をなくして
私は想いに埋もれた
纏うもの 表現 その瞳
視覚 聴覚 感触
すべてに心を奪われた
でも真ん中を捉えられたのは私だけで
一時 港に寄せて またあなたは船をこいだ
永遠の別れになるなんて思いもしなかった
その手のひらは すぐ掴める距離にあると信じていた
もうあなたは広い海原へと出てしまっていたのに
灯台の火もともさず 私は待っていた
でも不思議ね
あなたへの失恋を言葉にすると
後悔よりも感謝のほうが多いの
それほどあなたは大切に私を抱いて
風のように去っていったから
優しく優しく
暗い夜の星の光のような
春の日差しの光の結晶ような
あなたは潔い 強さをもった人だった
もう新しい物語はいらない
遠く遠く あなたと道は交わらなくても
この恋のページは閉じたから
私は新しい本を手にするの
どうか あなたは
いつまでもそのさわやかな心で
誰かに寄り添い 暖めてあげてください
その温もりを知って
私はあの嵐を越えられたから
さよなら 春よ
その花を散らそうと
青い春は永遠に
私の今を作る たしかな愛
|
|
|