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とげ
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作詞 polca cat. |
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咲いたばかりの薔薇に甘い蜜
蜂が誘われやってくる
華やかな香りの下のとげ
あなたには見えないでしょうね
その花の刃など
まとう空気は灰色
さだまらない色味を持つのよ
笑顔の陰で突き立てたこの爪の鋭さ
何も知らない振りして
また行ってしまうんでしょ
内鍵を閉めて私の世界
鍵を持ってるからって安心しないで
そのドアを開けたからって
そこに私はいない
昼の闇はやけに涼しい
吠える犬 工事の音
私は何にも繋がらず
一人の時をうつらと過ごす
誰かの陰口 世界の出来事
私の世界には痛みはない
ドアの向こうに私はいない
夕闇の薄らオレンジに
何かが消えていくような時間を過ごしたら
また笑顔をつくって あなたを待つわ
薔薇の花は枯れても
そのとげは失わないのよ
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