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悲しいうたを口ずさんで
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作詞 polca cat. |
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幸せを歌ううたが
こころに染み込まない夜は
悲しいうたを
口ずさめばいい
月日がたつごとに
内向的になる言葉達は
攻撃的だったあの頃の
刺をすっかり飲み込んで
あぁきっとこうして大人になるんだと
足を止めて気づいた
なんだかこの頃は
色に染まることもなく
オリジナルであるようで
使い古されたセリフを
テープのように繰り返すだけ
誰かの悲劇を
いつかの自分に重ねて
知ったように悲しみの言葉を添える
こんな夜は悲しいうたを口ずさめばいい
いつからこんなに
過去の過ちを苦々しく思うようになったのだろう
失敗、それも人生に色を添えるものだと思えれば
この足取りも少しは軽くなるのに
ため息に少しの鼻歌をのせて
幸せなうたが胸を締め付けるなら
いっそ悲しいうたを歌って
涙をこぼせばいい
いっそ浸ってしまえばいい
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