|
|
|
蝸牛被
|
作詞 鬼之子 |
|
『亥の子を祝いて参りませう』
傀儡は徒然に身を伏せ乍ら
妖花を散らして 朧に煙る
刻々 具に風散り乱れ
不浄の塵芥を泳ぐ
人間に迷いし水子は
口塞がれて 散け髪
獄卒を戯笑を挙げて
無始曠劫 続く 蟲時雨
「綺麗な蝶は虫籠に入れよ」
至極 輪廻 繰る繰ると
醜女が姑獲鳥の子宮を犯す
引き摺り回す・・・
六道 奄々・・・
愚者は焔に灰と化す
恨みの流れに縷々と
霊窟は崩れ朽ちる
逃げ惑う 遊び女
裸身の儘
魔魅は蝸牛被
鰥夫を落として 美人局
現世を見下す神は謳い舞う
『夢魔と鼎俎からは永遠誰も逃げる事は出来ぬ』
|
|
|