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思い出の場所
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作詞 天川 悠希 |
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よく晴れた日に 見上げた空は
あまりにも澄んでいて
太陽は あまりにも眩しくて
無意識に 足を運ぶのは
あの日の 思い出の場所
生温かい風が 私の横を 通り過ぎていく
光が道路に反射して 先の景色が揺らいでいる
山道に入ると 少し涼しい風が吹き抜ける
高さを競い合う 木々をくぐり抜け
生い茂った草を かき分けながら
川の上流へと ひたすら 進んでいく
石段に座って そっと目を閉じる
小鳥のさえずり 蝉の声
木々の揺れる音 川のせせらぎ
ほんの少しの間 意識が過去へとさかのぼる
心に響く 傷跡が疼く
あの時 隣に座ってくれた人は 今はいない
それでも 前を向いて 歩かなきゃいけない
辛くても 寂しくても 苦しくても
それが 生きていくこと
葉からもれる光が 地面や川を 淡く照らしている
夏なのに 涼しくて
でも何だか 温かさも感じる
自然に囲まれていると 少しだけ
優しい気持ちになれる 自分がいて
いろいろな 嫌なことを
全て受け止めてくれる 気がした
目を閉じて
冷たい空気を 思いきり吸い込んだ
そしてまた 歩き出す
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