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螺旋錠
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作詞 ●殻虚● |
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同じ階段を グルグル 回っているのです
感情の起伏も 随分と廃れて
昨日の喜びも 一昨日の涙も
今日となっては ペースト状
明日を 夢見なくなってから
恐らくは 明日が来なくなったのか
今日を 営々と繰り返しております
今日ばかりを 繰り返しております
時折 感じる不安を隠して
何時になく 寂しい気持ちで御座います
恐らくは 明日へ進むのが生命なのに
恐らくは 痛い道が生命なのに
コンクリートから はみ出さず
この先 何十年続くであろう人生の過程を
虚ろに 淡く 朧に描きながら
それを 否定し 拒絶し 蔑み 忌み嫌い
それに 言い訳 誤魔化し 欺瞞し
対象が 自分であることを 知っていながらも・・・
全てを知っている 自分に 全てを知っているから
そう まるで 許しを乞うように
自愛を・・・ それすら虚構の 「自愛を。」
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