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蜥蜴
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作詞 ●殻虚● |
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さようなら 変わりは幾らだって居るから
さようなら 気が付けば僕は独りだった
君は嘘つきで 僕しか見えないなんて
当たり前のように言う 笑う独裁者
僕に 君しか見ないよう 植え付けた種さ
花は咲かないよ? 僕は気付いてる
目くるめく季節 花色とりどり 桜花爛漫
人の数ほど 桜は散れど 来春また芽吹くでしょう
新しき花 色あせることなく 彩るでしょう
いつだってそうさ 何だって きっと
人は向こう岸で 僕を知っているなんて
当たり前のように言う 歌う道化師
僕は 君を知らないよ 通り過ぎる他人さ
岸は渡れないさ 僕は知っている
流れゆく季節 川海空交じり 小春日和
人の数ほど 波は打てど 儚く海に戻るのでしょう
新しき波 飽き果てることなく 繰り返すでしょう
いつまでもそうさ 何だって きっと
だから 君に伝えてあげる
さようなら 変わりは幾らだって居るから
さようなら 尻尾みたいなものさ
何を待っているわけでもなく 蜥蜴のように
川を 見下ろし 少し笑った
さようなら 気が付けば
さようなら 僕は独りになった
夜の桜と 涙と 満月
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