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喇叭者
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作詞 ●殻虚● |
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宵 は酌み交わす
月 は火照りだす
星 は瞬きをして ウトウトしてる
明日が来て 昨日のツケを払えって
ドアを叩いても 「無い袖は振れぬ」
そう言って 追い返そう
夜は まだ 明けなくていい
和酒が切れたら 洋酒を出そう
碌に生きても 社会の玩具よ
無理に逆らう 道理も無ぇし
俺は 此処らの 火の元で
歌う 笑う 明日にゃ屍 喇叭者
酔 が回り出す
波 が謡いだす
風 はまどろんで 時に止まってる
将来が来て 過去のツケが回ったって
ドアを叩いたら 「もう少し回しとけ」
そう言って 二度寝しよう
答えは まだ 出なくていい
娯楽に飽きたら 踊り踊ろう
無骨な反旗は 社会の心中
犠牲と骸にゃ 正義もねぇし
俺らは 此処らの 丘の上
踊る 遊ぶ 明日にゃ討ち首 喇叭者
嘘の正義を 歌うは 社会か?
反旗を揚げて 戦うは 正義か?
犠牲と骸は 月夜に 啼くが
誰にも 聞こえず 耳すら貸さぬ
増え行く骸と 悲しみに
酒を 流して笑顔する・・ 偶には一緒に涙する
夢 が舞い降りる
時 が流れ出す
闇 ももう限界と 寝床へ帰り出す
今を繰り返し 現在に身を置いて
ドアを開いたら 「今日も生きてる」
そう言って 日を仰ごう
明日は まだ 来ちゃねぇし
酒を買い足して 凛と歩こう
誰の正義も 信じちゃねぇし
未来を生きる こともねぇ
俺は 此処らの 日の元で
歩くよ 歩く 明日にゃ飢え死に 喇叭者
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