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背徳の眠り詩
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作詞 ●殻虚● |
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何時かの 詩を歌うよ
涼しい風に 乗せて
月が雫を垂らして 星が輝く 夜に
照らされた雲は 美しく 寂しげに
1つだけ 黒い空で 泳いでる
君の優しさは 今も誰かを救ってる
僕は僕すら 救えないままさ
人の波に飲まれて 呼吸困難になりそうで
深海で 汚ればかりを見て 知った気になって
流されて 青 目を瞑って 黒
流れてる 赤 忘れてる 白
おやすみ 木々がざわめいた
おやすみ 風がささやいた
おやすみ 星が輝いて
おやすみ 月が歌いだす
優しい気持ちが 背筋をのぼる
暖かな温もりが 首筋を撫ぜる
目蓋が 自然に溶け出して
意識が 仄かに淡くなる
最後に 香る 「死」の匂い
心は それでも 穏やかに 身体の毒を抜いていく
落ちる 落ちる 柔らかく 落ちる
そんな夜 雲は やっぱり 寂しげに
1つだけ 黒い 空で泳いでる
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