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RED PETAL
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作詞 NO9 |
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朝起きたら 直ぐに家を出る毎日
寝癖は勿論そのままで
焼いていない 食パンくわえて
校門まで走り出す
何もかもが ハイスピードで進んで
何も考える余裕も無いくらい
教室で 待っているのは君と
髪を整えた生徒ども
見ていない 奴らなんて
君しか見ていない
何一つも 君は知らないだろう
何でも 僕は知っている
君が教室の赤い花を
大切に育てている事も
毎日教室に一番に来て
水を与えている事も
君は 花ばかり
かわいがっている
いつから 嫉妬心が生まれたんだろうか
花を枯らしてやりたくなった
いつもの同じ朝だけど
いつもと違う僕がいる
左手に持った はさみを握り
校門まで走っていく
教室に着くと
君がいて
ふと 見ると
花がある
僕は 近づき
はさみを開く
そこで僕は 耳にした
君が引っ越す ということを
開いたはさみは 床に落ちた
いつもの教室に向かう僕
寝癖も直して
パンも食べた
歩いて校門へと向かう
何もかもが明るく見えて
何も見えなくなりそうな
教室に入れば誰もいない
一番乗りの教室
如雨露に水を汲んできて
赤い花にかけてやる
枯らさないように
無くさないように
君の親友を
泣かせないように
花は未だ枯れない
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