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夏祭り
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作詞 *ベリィ* |
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いつもより暑い気がする今日
あたしは着なれへん浴衣を着て 歩きにくい下駄をはいて
周りの人からの視線に耐えながら
小走り気味にあんたとの待ち合わせ場所へ向かった
あんたはまだ来てなくて
変じゃないかな 今日ほんまにお祭りあるんかな
なんて不安になってた
ちょっとして来たあんた 第一声は
「何でそんな格好してん?」
しばいたろかこいつ って思ったけど
あたしに合わせてゆっくり歩いてくれてることに気づいたから
単純なあたしは すっかり機嫌も直って
電車に乗るあたしたち
座ったあたしらの間の一人座れそうな不自然な空間
縮めることも出来ず 何かちょっと息苦しくて
お参りするとき あんたはめっちゃ必死に手合わせてて
あんたのことやから またどーせお金の事でも願ってるんやろな
とか思いながらあたしも ありきたりな願い事に
めっちゃ必死に手合わせてみたりして
あっという間に過ぎる時間
あんたは門限過ぎてるのに あたしを家まで送ってくれて
どーでもいい話しながら歩くあんたの隣は やっぱり居心地が良くて
あたしにはやっぱりあんたしか考えられへんわ
とかあんたには言われへんことを思ってみる
帰って行くあんたの後姿見ながら
あたしは もう暗くなった空見上げて
もう一度 ありきたりな願いを願ってみた
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