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夢占い
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作詞 ザボン |
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僕は夢の中で 空を泳いでいた
遠くに三日月が沈む
永い夜のあとに もらい受けた翼
ゆっくり羽ばたいて飛べる
掛け違えたボタンも そのままに
澄み渡った青の世界を
雲のうねりと手を繋いで
忘れかけた温もりを思い出す
突然喉が声を上げた
「ほら もうこんなに近くで 呼び合ってる」
夢から覚めたのは 午前四時のベッド
列車の行き交う音もない
淡い記憶や空気の肌触りが
なんだか僕をひとりにする
心の奥底で 揺れている
ひとつの疑問符は 何だろうか
パジャマのままで町を歩き
喧嘩した駅の前で立ち止まる
君の涙が懐かしくて
ようやく本当の答えに 気付いたんだ
僕は夢の中で 君を泳いでいた
雲のうねりと手を繋いで
言いそびれた「ごめんね」を伝えたい
駆ける裸足に添えた翼
ほら もうこんなに近くへ 飛んで来たよ
呼び合ってる
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