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かくれが
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作詞 ザボン |
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窓に 黄昏の雨
永い 悲哀を洗う
誰もが触れる痛みと
何度悟った事だろう
「ため息ひとつ零さず生きる」
誓いを立てたのに
行き交う傘に煽られ
そっと見上げたバルコニー
赤色雲が自分に見えて
空しくなったんだ
ああ 心が張りつめて
部屋の暗がりに
しぼんだタオルと君の声
臆病な僕の自責は果てしない
でも 今日ぐらい
泣いてもいいのかな
空に 彩りも消え
響く 長雨の音
あなたが触れた痛みは
きっと無慈悲なものでしょう
分かるよ 多分私も同じ
あの日を覚えてる
もう 理想は要らないね
部屋の隅に来て
違わぬ路地から逃げるため
頑張るあなたの姿は愛おしい
でも 今日ぐらい
泣いてもいいからね
雲間を望むまで
夜の灯火を
映した微かな水飛沫
臆病な人の命は終わらない
でも 今日ぐらい
泣いてもいいからね
また いつの日か
笑えればいいからね
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