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ふたつおり
作詞 かっぱちゃん
ピンク色 踊る
桜の木 季節 舞う
あの日 とても 大きな門をくぐり抜けた

全ては
きっと
そこから 動き出したのかもしれない

知らないものだけの世界に
知っているものだけを
心にくくりつけ
歩くことが 
ひとり 生きていくことだと知った


小さな波 大きな波
押し寄せる とまどい
締め付けられる 不安

その合間 合間に
ひらく 魔法のお弁当ばこ
箱の上に 佇む 二つ折りの小さな手紙

がんばってるかな。
がんばれていなくても
ちゃんと食べてね。
君には 必要なものだから。

ためらいのような
とまどいのような 気持ち
でも やわらかな ぬくもりの上で
そっと やさしさに 包まれて
込み上げる 想い 
からっぽの中に 詰め込んで 結んだ


何もかもを
見上げなければならなかった
あの頃
鏡を見れば きっと
自分だけれど かわいいと
素直に そう 思えるのだろう
何を 考えるわけでもなく
何を 疑うわけでもなく


知らないものだけの世界に
知っているものだけを
心にくくりつけ
歩くことが 
ひとり 生きていくことだと知った

ながく ながい
果てしない道を その小さな背中で
歩き続けている

今 鏡に うつる
その表情に 何を想うのだろう

作り笑う その中で
取り繕う ざわめきの中で

その合間 合間に
ひらく 忘れかけていた魔法のお弁当ばこ
箱の上に 佇む 二つ折りの小さな手紙

がんばってるかな。
がんばれていなくても
ちゃんと食べてね。
君には 必要なものだから


あの頃は 
分からずにいた 必要なものが
めくるめく 時間の中
めぐり めぐる 気持ちの中
何だか とても 心にしみています

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ふたつおり
公開日 2007/09/12
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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