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失った欠片
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作詞 かっぱちゃん |
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声にならない 声は
願いに変わり
静かに 音を立てることなく
心に また一つ
降り積もっていく
いつからか
自分を 嫌うようになって
もしかしたら ただ
気持ちに 疲れただけかもしれない
ただ 追い続けることに
疲れただけかもしれない
そう 思えたら どれだけ
心が 楽になれるだろう
数え切れない
悩みや不安を 抱え
いつからか 消化 出来ずに
一方的に 降り積もっていった
儚き粉雪に 永遠を
望む 愚かさに似た
純粋な願いを いつの頃か
抱いたときもあっただろう
もしも
永遠に消えることのない
粉雪が降り積もるなら
何もかもが
埋もれてしまうのに
ねえ
知らぬうちに
奇麗事で その場
その場を凌いできたことに
気づいて
この先も
きっと そんなことばかりで
触れようともせず
一人 抱え込むのは 何故
いつからか
人の優しさは
感傷を満たすだけで
立ち止まった あなたの背を
後押しするものではないのだと
知ってしまったの
過去に戻れず
今に 満たされず
未来を 見つめる余裕なく
ただ
休むことを 強いられた
あなたは 苦しむ
今までに 感じてきた
思い出を 捨てられずに
信じられた あの頃の
欠片は どこにあるの
永遠なんてないこと
あの頃は 笑い飛ばせていたのに
この苦しみと 先の見えない不安が
永遠に続くように
感じるのは 何故
生きゆく上での
残酷さを 感じてきたはずだから
あなたが あなたを
信じれなくとも 感じてあげよう
いつだって 一人だけでは
存在を感じられなかったはず
誰かに 幸せを 映しては
あなたは あなたを感じてきたはずだから
「大丈夫。」
ちゃんといる
あなたは ここに
ちゃんといる
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