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シガレット
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作詞 春月 |
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貴方のスーツに染み込んだ
煙草の匂いが大好きで
いつも貴方が脱ぎ捨てた
温もりを胸に抱いていた
貴方の愛したものだもの
あたしにだって愛せる筈と
深く吸い込んだその味は
あの日のキスの味だった
細い煙 風にたなびいて
何処に行くの?
何処に消えるの?
儚く散った命(コイ)の余韻だけ
痛みと共に此処に残して・・・
貴方が煙草をくわえてる
気取った仕種が大好きで
いつも貴方が煙吐く
横顔をずっと眺めてた
貴方を愛した証にと
見よう見真似で火を付けてみた
甘すぎて苦いその味は
まるで貴方そのものだった
細い煙 空に誘われて
何に変わるの?
何に溶けるの?
愛した人の面影だけを
涙と共に此処に刻んで・・・
貴方の愛したものだもの
あたしにだって愛せる筈と
深く吸い込んだその味は
あの日のキスの味だった
ねえ、狡い人ね 独りにしないで
いつか逢えるの?
また愛せるの?
欠かさずにいたシガレットだけは
貴方と共に棺(ハコ)に入れます・・・
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