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ツユサメ
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作詞 春月 |
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水無月の空が唄う
決して貴方に届かぬ声を
灰色の雲が啼く
独りに慣れてしまった夜を
”思わせぶり”だなんてね
思い込んだのは私だけど
困った顔しないで
半端な優しさが痛いから
シトシト 梅雨雨が
ひからびそうな心 潤してく・・・
長く伸ばした 貴方の髪が
夏風に揺らされて 頬を掠めて
その横顔を輝かせるの
花よりも美しく 微笑みかけて
私だけの為に・・・
そんな明日を夢見てもいいですか?
水無月の空が笑う
恋に溺れてゆく心を
見えない月が教える
私が知ることない貴方を
今まで大事にしてた
どんな記憶も捨てていいから
これから先の私を
全部貴方で埋め尽くして
シトシト 梅雨雨が
乾ききった純粋 濡らしてゆく・・・
眩しすぎる 貴方の瞳
一瞬でも鋭く 捉えられたら
奥の方まで熱くさせるの
太陽がたじろぐ程 鳴らしてみせて
二人だけの為に・・・
そんな夏よ訪れてくれますか?
しとしと ツユサメよ
まだしばらくは 日射し隠していて・・・
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