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巳雷
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作詞 春月 |
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なぜかこんな切ない夜は
右手の小指にオマエを連れて
散歩にでも出掛けてみようか
今じゃ遅くなった俺の帰りを
咎める人もいないんだから
抱いた夢は甘いもんじゃないってこと
分かっちゃいたけど 残酷だね
なあ巳雷 俺はこの街に
ちゃんと馴染めていると思うか?
赤信号がやたらと長い
誰もが疲れているこの街に
俺と出会った日のことを
オマエは今でも覚えているか?
不覚にも一目惚れした俺を
悪戯な微笑と生意気な視線で
挑発して虜にしたんだ
理想なんてさ 所詮理想だってこと
分かっちゃいたけど 冷酷だね
なあ巳雷 俺とこの街は
オマエの目にどう映ってる?
街の下にも街を隠す
普段着の似合わないこの街は
大都会の片隅 小さな夜の公園
ホームシック気味に立ち尽くしてる
なあ巳雷 こんな俺
ちょっと画になってると思わないか?
笑い飛ばそうとして涙が伝う・・・
なあ巳雷 俺はこの街で
ちゃんと笑えていると思うか?
無理に作った笑顔はひどく
歪んではいないか?
なあ巳雷 俺はこの街に
ちゃんと馴染んでいると思うか?
なあ巳雷 オマエだけはずっと
右手の小指で俺を暖めて・・・
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