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クルマバカ
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作詞 しらたま |
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ダウンヒルを自慢の車で走る
きつい連続ヘアピンカーブ
抜けたら世界が一変した
目の前に広がるのは青い海
思わずそのままダイブしたくなる
そういやそもそもムシャクシャしてて
「ツマんない」と喚く彼女と喧嘩して
おかげでアイツほったらかして
夜中に独り走りに出た
タイヤ鳴らして峠攻めまくり
気がつくと空は白んで
ラスト1本のつもりで走った道の先
こんなに鮮やかな色だったかと
思わずよそ見もしたくなる
朝日がきれいで
空はグラデーション
どこまでも走って行けるかと思ってたんだが
ガソリンねぇよ しょぼいよ俺
攻めの走りは何処へやら
猛る気持ちも萎えてきた
呆れ顔の彼女が目に浮かぶ
自分のメシよりガソリン入れて
海沿いのカーブを流してく
目の前に近づくのは深い森
思わず土煙巻き上げていく
夜は闇の中ライト流して
赤いランプ ブッチぎりまくってたのに
そんな事すら忘れそうな緑
朝方に独り ちょっと後悔
昼前までには道も混むから
峠のヒルクライムを遊んで行こう
独り気晴らしのつもりで走った道の先
こんなに楽しい場所だったかと
思わずもう一度来たくなる
風が涼しくて
窓全開にして
気まぐれテキトーのつもりで走った道の先
朝一番のとっておきの場所
今度はちゃんと彼女と来よう
笑ってくれれば
それが一番!
何処までもついて来てくれると思ったんだが
そういや怒鳴った やばいな俺
凹みながらも走ってみたら
呆れた顔の彼女が待ってた
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