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凛々
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作詞 創想屋 詩子 |
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紺色の冬空に
星屑を散りばめて
小さな僕らを
照らしている月
望まれて君の側に
居るのではないと
生きる度に思い知って
上辺ばかり
塗り重ねていく
君の描いた物語の
隅に僕は置かれていて
君は孤独を嫌い
隣に僕を飾っただけ
こんな幸福な事
生涯初めてだった
けれどそれは君にとって
ありふれた事らしかった
生きる世界が違うと
生きる度に思い知った
心が凛と吐息を漏らす
紺色の冬空の下
空気を雪色に染めた
生温い僕の体温
凛々と凍えゆく心を
君が溶かす訳も無い
凛々と凍えゆく指先を
君が温める訳も無い
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