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帰り道
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作詞 創想屋 詩子 |
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駅のホームで気付かれた
バカみたいに明るい同級生が
忍び足の僕をお構いなしに
強烈な笑顔で手を振ってくる
友達って呼んで良い人じゃない
友達の友達っていう微妙な関係
スポーツマンで声がデカくて
なんだか僕とは正反対の人
体育のバレーでサーブが入らなかった時
ただ1人「ドンマイ!」と言ってくれた人
やっとボールがネットを超えた時
「やるじゃん!」と笑ってくれた人
乗り換えのホームで立ち尽くす
数ヶ月も経つのに電車を間違える
乗ってから気付いておかしいなって
隣りに居る君と笑い合ってる
僕等バカだねってふざけて
きっと1人だったら笑えなかった
君が居なければこうやって笑えなかった
ガタンゴトン、朝の満員電車
詰め込められた人人人人人人
沢山居るのに皆ひとりぼっち
ミニスカートの女子高生
携帯電話との絆を育んでいる
これはただの戯言だけど
僕が幸せかそうじゃないかって
聞かれたとしたら
間違いなく幸せだと思うんだ
そんな事を唄にしようとして
言葉につまった帰り道
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