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雨は降り、いつかは心と共に晴れる
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| 作詞 シーナオ |
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僕は親に転校と言われた
突然の、現状
僕は、親友の、真友の、心友にお別れの言葉を言う暇も無く、君に会うことも無く、
転校する日がやってきた
霏霏たる空を見上げ、傘をさしながら、
僕は小さく、だけど想いを乗せて、こう言った
サヨナラ・・・
――――！！
誰かが、後ろから僕を呼んだ
僕は、ゆっくりと自分の名前を呼んだ方に向いた
そこには傘もささず、濡れている親友の、真友の、心友が立っていた
僕は、二秒もその濡れている君の姿を見ることが出来ず、地を見続けた
私は親にあなたが転校することを聞いた
突然の、現実
私は、親友の、真友の、心友にお別れの言葉を言うために、
霏霏たる空の下を傘もささずに、走った
ただ一言、言いたくても言えなかった言葉を言うために、走った
私は大きく、だけど想いを乗せて、あなたの名前を呼んだ
――――！！
あなたは、ゆっくりと自分の名前を呼ばれた方に向いた
だけど、あなたはすぐに下を向いた
私は、今まで言いたくても言えなかった言葉を言うために、あなたをずっと見続けた
僕は、雨が地を叩く音と、君の荒々しい声を、ただ静かに聞いていた
私は、雨が肌を叩く感触と、あなたの悲愴の気持ちを、ただ静かに感じていた
ねぇ、私の話を聞いて？
私はあなたにたった一つの言葉を言うために、今を喋る
・・・・・
僕は黙って、首を下に動かす
私は色々なことを言いたいけど、今一番言いたいことを言うよ
私は、親友の、真友の、心友に、今まで言えなかった言葉を今、この場所で想いを込め
て、泣きながら、でもこの人生で最高の笑みを浮かべて、君に言う
大好きだよ・・・！
私ははっきりとそう言うと、あなたは傘を捨てて抱きついた
強く、でも優しく、ずっとずっと抱き続けた
あなたは去っていった
私の言葉を聞いて、そして私に呟いて
その呟いたその言葉は私の耳に残り、そして永遠に残る
霏霏たる空は消え、快晴の空が私を照らす
私は、空を見上げ、そして前を向いて、歩き出した
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