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時計と神様の玩具
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作詞 殺菌消毒 |
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時計の中で蠢く
チクタク チクタク・・・・・
壊れて正確な時を刻まなくなったソレは
不規則にその針を回した
信じても居ない神様は
時の流れを変えて楽しんだ
時計の中で囁く
チクタク チクタク・・・・・
狂って破滅的な拍子を謳うソレは
不定期にその針を止めた
信じても居ない神様は
その人の時を止めて喜んだ
幼稚で無邪気でそれでいて狂った神様は
新しい玩具で遊ぶ
時計の中に悲鳴を上げる妖精を閉じ込めて
さぁ 狂うまでにこの針が何周するだろうか?
妖精はカチカチとおぼつかない足取りで歩く
まるで生まれたての胎児のような拍子に
恐怖して絶叫して爪を立てて許しを乞い
神様は笑っていた
<s> </s>“あぁ、今26周目だ”<s> </s>
終に
時計の中の妖精は美しい羽を自らの爪で引き裂いて
逃れることも出来なくなって
壊れた時計の中で
泣きながら狂う
時計の中で狂う
ああぁあ ぁあぁぁあ・・・・!
泣いて涙も感情も枯れたソレは
不安定に羽を引き裂く
信じても居ない神様は
薄くニッコリと微笑んだ
<s> </s>新しい玩具は見つかりましたか?
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