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人魚姫
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作詞 殺菌消毒 |
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海の底の奥深く
美麗な娘は美声で詠う
金色の髪を波に躍らせ
淡い緑の瞳は何処を見つめるのでしょうか
蒼い蒼い海と同化できない綺麗な尾は水を切り
地上は汚いものばかり
姉の言葉は決して届かず
声を潰して脚を手に入れ
あぁ なんと儚き恋いでしょう
人魚姫や人魚姫
貴女は何を求めて旅立つ?
美しい魔女が聴いた
無垢な人魚は無邪気に笑う、詠う
最期の瞬間を
さぁ
地上へ出向けお姫様
貴女はもう綺麗なままではいられない
一歩踏み出せば痛みは増す
苦痛に綺麗な顔を歪めて
居てはいけないことに気付かず
偽りで飾り立てられたものたちの中で
偽りで塗り固められた愛を見出す
あぁ、王子様・・・・
異端な存在はそれに焦がれる
詠えぬ口はただの飾りに
歩けぬ脚はただの飾りに
王子様や王子様
彼方の血を分けてやくれませぬか?
その希望に満ち溢れる胸を切り裂いて
真っ赤に染まったお洋服
禁忌を犯した人魚姫
地上にも海にも居られずに
火にあぶられて天を仰いだ
泡となるその瞬間気付く
あぁ、私は地上に居てはいけなかったのだ・・・・・
姫から少女へとなった人魚は恐怖に畏怖して絶叫する
あぁああぁぁあぁああぁぁぁああああああぁ<s> </s>!!
クスクスクス・・・・・なんと愉快な物語
悲壮に満ちた哀(愛)はなんと泡となってしまった!
魔女は笑う 美しく
狂った風貌はあの日の姫のようで・・・・・・・
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