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―蝶―
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作詞 屍 |
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明けの明星
黄金の名を持つその星は
いつも僕らに見つからないよう
半端な時を生きている
ひらひらと舞う
恐れを抱くほどの美しさ
直視できない僕の前で
慰めの光を放つ
【愛しているから】
束縛とゆう名の籠、肩からさげて
少年の眼差しで蝶を追う
一日中見ていたくて
君を捕まえた
ひらひらと舞う
誰にも取られたくなくて
閉じ込めた
【愛していたから】
嫉妬とゆう名の網、その手に持って
少女の眼差しで蝶を取る
僕の物になったから
君を捕まえた
愛しています
触れてみたかったから
蝶を抱きかかえた
愛しすぎたから
抱きしめてみたかったから
蝶を握った
愛されたかったから
見て欲しかったから
君を壊してしまった
宵の明星
黄金の名を持つその星は
半端な時間で僕をあざ笑う
その蝶はもう壊れてしまったから
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