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ふうせん
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作詞 紅香 |
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いいとこはね
大空を仰ぐとこ
私の見えない、見ることが出来ない
その奥の、その先の向こう側まで
太陽の光を透かしながら
風にも流され、雨にも打たれるけど
それでもただひたすらに
大空の彼方を目指すところ
地上ときみが浮かんでいる間に
空白の時間ができることは、
否めないけど
置いて行かないで、と叫んでも
きみはまた空を夢見て行ってしまう
それはまた、仕方がないことでもある
きみは地上にとどまりつづける私を羨むけれども
私もまた、空の世界に憧れている
此処からだと
朝焼けが眩しいから
私は再び、身動きが取れない
きみだけが また先へ進んでしまう
月明かり照らす夜が来るまで
流れる景色に、今何を見ているの?
そのことさえも聞けずじまい
大空の彼方 見上げるばかり
私ときみが見つめている未来に
ただ君の隣に居られる場所
探してる 今
置いて行かないで、と叫んでも
きみは止まらぬ時へ旅立ってしまう
それはまた、仕方がないことでもある
きみは地上にとどまりつづける私を羨むけれども
私もまた、空の世界に憧れている
君は地上の現実を知らないから
そんなことがいえるのさ
なんて無責任にも考えてしまったよ
きみを針で刺そうとする危険が
此処には沢山あるんだよ
だから君は何も知らないで
私のこと 私の現実は何も
ただ思うべきところへ進んでいってほしい
無論、きみの居る世界にも
きみを陥れようとする何かが
沢山あるのだということは、分かる。
それが具体的に何であるのかは
きみにしか分からないのかもしれない
でも いつかお互いが
自分の世界の果てまで行けたら
そんな日が来たら
一緒にこの世界から卒業しよう
その時私はきみで きみは私で
お互いを遠ざけていた空白の時間も
埋まるだろう
だから今はその時まで
定めたところへ上りつづけて。
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