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「走る春」
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作詞 cat(s) |
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起きた、朝は始まったばかりで、だけどすぐに終わりが近づいて
夢の中から君を連れ出したまま
長い夜を一秒ずつ数えて次の朝を恐れない瞬間を
取り上げるように増やしていく
それでも明日隣にいれたなら
流れる季節の中で
走る春が通り過ぎていく
急かされながら怯えながら僕を置いていく
辛いことと痛い砂利道の
上を裸足で駆けて行くから少し待ってて
8万と6400歩の君と同じはずのストーリーも
主観と客観がちぐはぐで
出来そうとかそんなこと無理だとか
蹴っ飛ばして弾む石と同じ
心の芽がまだ固い土の下で
陽を浴びようと芽を咲かそうと無理に大人びてる
歩く人も過ぎる季節も
何かすることで何か生まれる、それの繰り返し
君が好きな光る魚、嫌いになれない川の中
泳ぐ、流れる
走る春を君と捕まえに、ただ夢中で走り抜けたら
気付かないうちに
走る春をそれ以上のスピードで
泣いてた君の手を引きながら追い越していく
疲れるのも慣れてはいるから
夏を過ぎても冬が明けてもまた春を追い越していく
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