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「走る春」
作詞 cat(s)
起きた、朝は始まったばかりで、だけどすぐに終わりが近づいて
夢の中から君を連れ出したまま

長い夜を一秒ずつ数えて次の朝を恐れない瞬間を
取り上げるように増やしていく

それでも明日隣にいれたなら
流れる季節の中で

走る春が通り過ぎていく
急かされながら怯えながら僕を置いていく
辛いことと痛い砂利道の
上を裸足で駆けて行くから少し待ってて

8万と6400歩の君と同じはずのストーリーも
主観と客観がちぐはぐで

出来そうとかそんなこと無理だとか
蹴っ飛ばして弾む石と同じ

心の芽がまだ固い土の下で
陽を浴びようと芽を咲かそうと無理に大人びてる
歩く人も過ぎる季節も
何かすることで何か生まれる、それの繰り返し

君が好きな光る魚、嫌いになれない川の中
泳ぐ、流れる

走る春を君と捕まえに、ただ夢中で走り抜けたら
気付かないうちに
走る春をそれ以上のスピードで
泣いてた君の手を引きながら追い越していく
疲れるのも慣れてはいるから
夏を過ぎても冬が明けてもまた春を追い越していく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 「走る春」
公開日 2007/04/29
ジャンル 詩(ポエム)
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