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光射園〜ヒカリサスソノ〜
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作詞 MiA |
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冷たい視線を捨て甘き追憶に逃げるも無駄に終わり
唯々悠久にまどろむ
光というものを忘れ生きていたことも忘れ
残り永き時に思い馳せ傷を作る
此処は忘陽の塔 幽閉の日々
帰らぬものは多く在りそれが何かも忘れていく
儚い夢を捨て辛き夢中夢永久に目醒めず
無き続きを知ろうとする
目醒めの術を忘れ目醒めというものすら忘れ去り
終わり無き忘醒の使徒幽玄の館
醒めぬ者は多く在り其の一人に私が在る
暖かい光は夢で見たことがあり
その光を浴び私は眠った
浄化される身体と魂 考える暇も与えず
忘れたことも忘れさせ私の世界は出来ていく
此処が無くては私は・・
冷たい身体は何故此処に在るか知りたがり
存在する価値を求め彷徨う
壁から這出る異形は
私の魂の写し絵と知り醜き己を蔑む
何処が光楽の園彷徨い続けても
帰らぬ純情一人嘆き苦しみ続ける
私は弱く脆い人間だった
儚い夢と割り切れず 自分の楽園も見つからず
だけど私は光を夢見ていた
故に打ち捨てられたこの身と向き合い剣を突き刺す
鮮血は美しかった
私に似使わぬ薔薇の色
私と無縁の赤き色
暖かい光を手にした夢でしか知らぬ温もりを永久に
対価に命を差し出した 惜しむ気は微塵も無い
忘れたものを思い出させ私の世界は戻っていく
あそこが無くては私は・・
此処が本当に現実というもの
夢の中と変わらないけどひとつ言える
暖かい光が見えてよかった
目醒めてよかった
私の苦しみが対価となって
私は此処に在る
光射園へ
此れが夢でなければいいのだけれど
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