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彼岸花
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作詞 月過 |
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渇いた気持ちを 潤そうと
君にあの答えを問いだした
君は呟いた
「涸れていくのは涙ではなく」
遠くへ走り出した君に
僕はただ欠片を探しては
また散らしてる
昼下がりに開いた朱色を 摘み取っては踏み潰して
欲しかったものは言葉じゃなくて
僕に向けられる無垢な笑顔
雲の流れ 海へ消えて
僕の声は届かずに
渇いた空の色 雨を待ってた君に
その滴が降り注ぐなら
僕は呟いた
「もしも怖ければ盾になろう」
遠くを目指して足を向ければ
道端に赤く 僕の道に沿っていた
夜の灯りに照らされた朱色に
落ちた水が鈍く光る
僕はただ眺めてる
欲しかったものは全てじゃなくて
僕に微笑むたったひとつの
雲の流れ 空へ帰り
伸ばした手は届かずに
昼下がりに開いた朱色を 摘み取っては踏み潰して
欲しかったものは言葉じゃなくて
僕に向けられる無垢な笑顔
雲の流れ 海へ消えて
僕の声は届かずに
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