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エバーグリーン
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作詞 月過 |
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引きずって歩くキャリーバッグに
あたしの言葉も詰めて
重量を増したキャリーバッグは
あたしの足を追いかける
おろしたてのサンダルで
踏んだ水たまりの飛沫が
足首まで跳ね上がって
思いきり飛び上がった
空は青くて 雲は白くて 思わず口に出した
あたしの隙間から飛び出した歌が
いつの間にか満たしてくれて
空の色が 風が あたしをどこかで呼んでいた
あたしの涙から飛び出した星は
青い空にほどけて溶けた
朝の匂い 雨が 過ぎていく
目印の有名すぎる靴は
夜に脱ぎ捨て置いてきた
ステップは踏めないけれど
走り出ることはできたから
頬は熱くて 胸は痛くて 叫ぶことはおざなりに
あたしの隙間から飛び出した色が
思いのほか浮かんで光り
空は高 風が どこにあたしを誘い出す
あたしの涙から飛び出した声は
誰かを遠くで振り返らせた
朝の音が 風が 飛び越える
空は青くて 雲は白くて 思わず口に出した
あたしの瞳から飛び出した音が
弾けて歩く度に泣いた
昼の 空の 青が流してく
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