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付け爪
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作詞 葵祈 |
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好きなアイツに寄り添う影
なんだかやるせなくて小石蹴飛ばした
近所の行き付けのコーヒーショップ
店員は生憎女で
爪先を飾ったピンク
邪魔になって付け爪無理矢理剥がした
空からぱらぱら夕立が
心にぽつぽつ染み作ってく
やがてそれが水溜りになったら
あたしは沈んで行くのかなぁ
屋上から見えるグラウンド
ふんわり香る名も知らぬ花
紙パックのイチゴミルク飲み干して
握り潰したら中身飛び出た
指先に輝くピンキーリング
虚しくて思いっきり投げた
空には厚ぼったい雲
心に大きい影作ってく
やがてそれが去った時は
あたしは笑えているのかなぁ
羽根が生えたらどんなに楽か
夢見てた小さな頃
でも今考えたら天使は神様じゃないし
ただ人間天国につれてくだけ
空には雲の隙間に覗く
太陽が輝きだした
やがてそれが全部見えたなら
あたしは幸せ感じてるかなぁ
心に涙乾いて張り付く
付け爪をもう一度付けてみた
やがてそれがピンクになったら
あたしは誰かを愛してるのかなぁ
あたしは誰かの傍にいるのかなぁ
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