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蟷螂
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作詞 蟻蛾 心 |
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"なあなあ"で進んでって 繋いでた人の手を
いつの間にか離していて 孤独の迷路迷い込んだ
失くした事気付かないで ただ声を張りながら
探してた温もりは 誰かの冷たさ吸って
今、目の前にある幸せは
きっとどこかの誰かが落とした幸せ
ポケットの中 心の中 何もなくて
見栄張って 強がって
闇を切り裂いて 光見つめてた
指先から落ちる一筋の雫
振り払えないくらい 悪夢がへばり付く
この眼でもう見れない夢を見せる
綺麗な蝶を見つけて この手を何度も振って
空振り繰り返しても それでも追う蟷螂
過ごしてた毎日は 今じゃ真空標本で
鼓動なんて聞けやしない 一つだけトクトクと…
もう生涯いえぬくらいの愛の言葉吐き出せば
こんな悲しみしかない生活も…
叩きつけた拳の痛みよりも
心は泣いて 身体は嘆いて 一片の羽根は風に乗って
悲しみを切り裂いて 明日を見つめてた
そうしないと生きる希望が無くなる
傷つけたこの手は 心は錆びた斧のよう
泉に落として沈んでさよならと言う
そして一つ愛失い 地上から天を仰ぐ
光の眩さに 目を細め夢を見る
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