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オモイデ
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作詞 蟻蛾 心 |
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例えば人が生まれた時に 未来が決まっていたとしたら
この結末ももしかして 決められた事だったのかな
ペットボトルを逆さまに 水を捨てるように愛を流し
僅かな水滴が未練として また一粒落ちていく
どんな未来でも君は愛したね こんな僕を愛してくれたね
平野になった二人の世界に 種をひとつだけ蒔いていいですか
何年かしたら綺麗な花が 風に揺られて咲くでしょう
たまに様子見で二人鉢合わせ 笑って言い合える「久しぶり」と
この花の名を君は知ってるかい 僕が名づけた永遠に咲く花
いつか何処かでまた会いましょう オモイデが咲くこの場所で
例えば言葉を交し合ったら 未来は違った顔を見せたかな
この結末も少しくらい マシになるかまだ終わらなかった?
窓を開けた部屋の中 耳障りな虫を追い払って
閉めた後に愛がない事に 気づいて呆けてる
どんな君でもきっと愛してた 僕はもっと愛したかった
出来立ての一人の世界に 雨を一度だけ降らしていいですか
何億年後かに次の命が 誰にも祝福されず産まれても
水槽の中眺めて作ってる 終わらなかったはずの二人を
この世界を君は知らなくていい 僕だけの勝手な永遠の世界
始まりも終わりもない物語 オモイデはまだ咲いていますか?
何年か経てば綺麗な花が 種を風に乗せて飛ばすはず
花が咲き乱れる季節にまた 笑って言い合える「こんにちは」
君の気持ちをひとつも知れなくて 悲しい思いだけさせてごめんね
いつか何処かでまた会いましょう オモイデが咲いたら
オモイデが咲くこの場所で
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