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煙
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作詞 蟻蛾 心 |
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まるで迫害のように
煙たがられて離れていく
何度諭されようとも
自らが決めるその日まで
続いていく
目を背けて 渇いた喉
染みる 染みる 灰色
追い出されて 隔離されて
禁じられても 生きている
定められた ルールの中
ギリギリながら 生きている
まるで腫れ物扱い
ベランダの隅 見えないよう
部屋の色が変わってく
カーテンも壁も ジワジワと
気付かないフリ
手を汚して 焦げたシーツ
落ちる 落ちる 灰色
逃げ場もなく 行き場もなく
立ち止まれど 生きている
求められた モラルの中
逆らいながら 生きている
捨て去った残骸 罪の意識 刻まれて
課せられた問題 どうしようもなく迷いに
逃げ場もなく 行き場もなく
立ち止まれど 生きている
追い出されて 隔離されて
禁じられても 生きている
煙を吸って 煙を吐いて
繰り返して 生きている
何処にいても 居場所はなく
肩身の狭い 喫煙者
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