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false promise
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作詞 零音 |
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春色の風が辺りを包み 薄紅の花を咲かせました。
手にした写真は色褪せて 過去のものへとなりました。
あの日の約束を 覚えてますか?
「桜が見たい」と 言った私に、
「来年行こう」と 言ってくれました。
約束なんて、忘れてしまえば ただの言葉
そんな言葉に縛られながら 私は生きていくのでしょうか?
いつしか季節も移り変わり 幾度の春を迎えたでしょう。
幼い私も大人になって 視線も少し変わりました。
記憶の片隅に 消えたはずの
言葉は今でも 私を縛り、
忘却を許して くれないようです。
ただの言葉に、縋り付きながら 生きていく
今の私を貴方が見たら どんなふうに思うでしょうか?
写真の場所は 近く撤去されるそうです。
貴方との約束も もうすぐ消えてしまうでしょうね。
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