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勿忘草
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作詞 夢智 |
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朝目が覚める 君のいない世界がまた始まる
何をしても何を見ても 君を探し続けている
どんなに心が錆びついても 日は昇り沈んで
ただ一日が早く過ぎるのを待つばかり
夜空が恋しくて 日が暮れるのを待つことしかできない日々
星空が いつも照らしている世界に あたしは一人
空を見ると星に 手が届きそうなくらい近いのに
手を伸ばすと届かない現実がある
一人で立てない 悪夢の世界に
君はもういない
夜しのびこんだ学校のプールに一人浮かんでも
となりに君がいないだけで 何も変わってくれない
水面(みなも)に浮かんだ 無数の星の花の中に君を探す
触れると壊れる幻を ずっと見せていてほしかった
いつか作ったシャボン玉のように儚く 消えたことも忘れ
忘れたことさえ分からなくなるのかな
時を失くしたあたしの世界に
動くものはもういない
満天の星空 どれが君かも分からなくて
君の声も姿さえも 思い出すことが危うくなって
君のことをあたしまで忘れてしまったら
本当に君は世界から消えてしまう
だから存在だけでも覚えておこう
失ったはずの君を
もう声も姿も思い出せなくなってしまっても
君がいたことはずっと覚えてるから
一人で立てない 悪夢の中だって
もう怖くないから
星がなくてもだいじょうぶだから
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