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不登校のうた
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作詞 ヒイラギ |
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朝目覚めると
学校行くのがとても憂鬱になってた
布団に包まっているほんの30分
親が部屋のドアをたたいて、そしてあきらめて会社へ行くまでの時間
その時間さえ過ぎれば幸せな時間は訪れる
しかし、それは結局空虚な幸せであって
夕方5時ごろ親が帰ってきて漏らすため息に
胸はどんどん絞められてゆく
わかってはいるんだ
学校には行かなきゃいけないってことは
わかってはいるんだ
一旦行ってしまえばなんてことないことくらい
でも、新しい朝が来るたびに、選択を迫られる
3日、4日と続いているうちに
選択肢はやがて1つとなってゆく
そんなときだった
きっとあれは5歳のころからのトモダチ
「まぁ、いつでも来いよ」
って書かれていた白い紙
相変わらず汚い字で
いじめられてなんかなかった
どちらかというとはしゃいでた
なのになぜだろう
憂鬱な朝は途切れることが無い
でも、もう決めた
行こう
そうおもったその日から
1日も休まず学校へ行った
これが不登校が胸をはれる小さな自慢
みんなにとっては当たり前
でも不登校にとては大きな自慢
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