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18
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作詞 ヒイラギ |
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「20歳になれば大人ですよ」
小2の時の先生が言ってた
タバコが吸え、お酒も飲めて、大人はいいもんだと想った
ただ18になって
大人がもうすぐそこになって
なんだか大人になるのが
少しさみしくなってきた
テレビでやってた国会中継
今度選挙があるから今日は控えめにいくんだって。
どうにかして悪評を立てて、批判を相手に浴びせて、蹴落とそうとしてるんだって。
なんか違わねぇか?
料理の先生が当選しても
芸人が当選しても
誰でもいいからこの違いを叫んでくれないか
この生意気でひねくれた俺のわだかまりを溶かしてくれ
親父の背中はなんとなくかっこよかった
中3のときの先生の横顔もよかった
なのになぜだろう、漠然と俺は
大人という呼ばれを拒む
ただ今もこうしているうちに
俺は少しずつ大人になる
ただ今もこうしているうちに
俺はガキじゃいられなくなる
だけど俺は大人と呼ばれるその日まで
ずっとガキでいたいと想う
分からず屋で、生意気な、ただのガキでいたいと想う
何億人いるか分からない
その大人と呼ばれている人間の中に
俺みたいなやつが一人くらいいてもいいだろう?
ただのガキが言うこと、と
あざ笑い歩く大人たちに
それでも俺は叫ぶ
小さく、ちっぽけなこの詩で
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