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名も無き鳥の唄
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作詞 ライナスラス |
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名も無き鳥が 大空を舞った
言葉も忘れた寂しがり屋の鳥
ある家の窓際に 凛と咲く白い花
なんだか僕に語りかけているような
僕が近寄れば喜ぶ花は 僕が離れれば哀しむ花は
ただ 空を舞ってみたいと願っていた
そんなある日に 白い花は言った
「もうじき枯れるだろう 花も散るだろう」
ある家の窓際に 凛と咲く白い花
なんだか僕は哀しくなってきた
僕に任せておけ白い花よ
僕がその細くて折れそうな身体を銜えて
大空を舞ってやるから
名も無き鳥は 風を浴びて
虹を飛び越えた 風よりも速く
名も無き花は 風を浴びて
「ありがとう」と言うように 花を躍らせた
名も無き鳥は 涙を流して
小さな虹を 綺麗に作った
名も無き鳥は 言葉を思い出した
たった一つだけ 「愛してる」・・・
ある家の窓際に 凛と咲く白い花
君ではないけれど 君は心で凛と咲いてるよ
名も無き鳥は また大空を舞った
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