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大丈夫
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作詞 KIMINOUTA |
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真っ直ぐこちらを見つめて
さぁ、始まりの合図
君は大きく手をあげて
手の先が光でよく見えない
振りかざして
少し弱く鍵盤を打つ
独りで音階を埋めて
声が重なる時
「独りで奏でる訳じゃない」
君が言った
僕は泣きそうになった
その言葉が何故か嬉しかった
暗い所から
急に明るい所に出ると
いつもめまいが襲った
その時だけは平気だった
音階の穴を埋めてるその時
ふと思った
こんなくだらない事.....だなんて
最後に向かうだけ
それはいつも同じ
そうれだけだったのに
手が
勝手に動く
君が、みんなが、
すごく静かに、強く奏でるものだから
くだらない事
それは宝物なのだと思った
これが終われば
何事も無かったかのように
普通の生活に戻って
みんなの笑顔、見れなくなっちゃうのかな
そう思ったら、怖かった
それでも
みんなが背中を押してくれてた気がして
最後なんて、怖くないよ
って
ねぇ
あっけなく訪れた最後に
涙なんてなくてさ
笑うしかなかったよ
悲しいのを
必死に隠そうとしてた
みんなみたいに僕だって
普通に泣いたり出来たら良かったけど
けど必死に、必死に
ただ、強く在ろうと
「大丈夫、すぐ側に居るから」
なんでだろう
なんであの時
涙は出たんだろう
僕は強くなんかない
それでも
大丈夫になりたかった
せめて君に
ありがとうって
言いたかった
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