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always
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作詞 KIMINOUTA |
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昨日は雨。朝早く目覚めて土手を歩き出す。
ぬかるんだ地面が僕の行く手を阻んでるようだった。
行き先は不明。ただやみくもに、進んでみただけ。
水溜まりに足が入ると、揺れる自分の姿があった。
形の無い先の尖ったナイフが、僕の弱点に突き刺さる。
血は出ないが傷が痛い。僕の中で溢れ出す。
*always,今日もまた、僕だけの世界に独りきり
知らないものを知ろうとする。知ってるものを捨てようとする。
いつかまた、誰かの笑顔に励まされても
僕の心は、いつも雨。
どこまで続くか解らない道を独りで行く。
水溜まりに映ってる自分を踏み潰してみる。
空に架かった虹を見た。とても綺麗だった。
あの虹の終わりを探したって、僕はそこに行く事も出来ない。
*always,明日もまた、こんな同じ毎日が続くならば
希望も何もいらないと、あの時言えてたじゃないか。
もうじき、僕の心が晴れようとしていても
明日の天気は、きっと雨。
空はとても高かった。それでもこの手が届く気がした。
虹は少し色褪せていた。それでもその上を渡れる気がした。
水溜まりに足が入ると、揺れる自分の顔があった。
なぜか、泣いてるように見えていた。
*always,昨日さえも、今日の繰り返しにすぎないが、
それでも生きようと、自分で決めたのだろう。
雲の隙間から、光が少し差し込んだころ、
僕の心は、一瞬の晴れ。
水溜まりが僕の行く手を阻んでいた。
そっと覗き込んだその顔は、
なぜか少し、笑ってるようだった。
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