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閃光モノクローム
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作詞 ―RUNA→ |
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白い息を吐き出して 背中向けたあなたは
ピントのずれた写真みたいに 人にのまれて霞んでいった
黒い世界であたしに 笑いかけたあなたは
静かに夜が明けると共に 伝う涙に滲んで消えた
繰り返すフラッシュ 瞬きのシャッター
一瞬を切り取って 瞼の裏に仕舞ったの
接ぎ剥ぎのモンタージュ 不確かなピクチャー
それでも目を閉じれば あなたの夢が見られたの
どうかあたしに 明けない夜を
白い雪の輝きに 立ち尽くしたあたしは
逆らえないと思い知ったの 残酷な程流れる時間(とき)に
黒い空に苛まれ ひとり堕ちるあたしは
記憶に頬を寄せて願うの 想い出などにならないように
ねじ曲がるアングル 仄暗いファインダー
少しずつ薄れてく 瞼の裏の笑い顔
切れ切れのフィルム 不鮮明なプリンター
いつでも目を閉じれば あなたの夢が見れたのに
どうして心は 留まれないの
繰り返すフラッシュ 瞬きのシャッター
一瞬を切り取って 瞼の裏に仕舞ったの
掻き消えたフラッシュ 鈍り出すシャッター
ぼやけたこの目はもう あなたを捉えることはない
あなたを捉えることはない
どうかあたしに 愛しい夢を
どうかあたしに 最後の夜を
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