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鈍色サイダー
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作詞 ―RUNA→ |
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鈍色に澱んだ視界を 溜息で曇らせてみる
タネも仕掛けもあるくせに 意味も価値も無い世界
君が僕に吐いたデタラメ 「愛してる」だなんて気休め
信じたふりして紳士気取って 寂れたホテルへエスコート
見掛け着飾り笑顔の継ぎ接ぎ 上辺だけの愛情進呈
無闇に微温くて刺激を失くした 期限切れの炭酸みたい
このまま溺れてしまおうか 穢れた渦に飛び込んで
真実があるのが偽り 表の顔と裏の顔
使い分けてたはずなのに もうどちらか判らない
僕が君に捌く計らい 与える分に望む見返り
身体を頂く為の取引 マニュアル通りのプレゼント
その場凌ぎで手当たり次第で 肥大してく粗略関係
騒いで乱れて忘れてそれだけ 蹴散らされた空き缶みたい
このまま潰してしまおうか 汚れた靴で踏み込んで
笑顔の強張る瞬間に 善意の欠片を嘲笑う
僕は行くよ 跡形もなく 泡沫になる
荒んだ罵声もか細い嗚咽も 失われた欠陥神経
矢鱈と甘くて刺激を忘れた 潤せない炭酸みたい
このまま溺れて沈んでも 変わらず世界は歪んでく
穢れた渦に まみれてく
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