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砂糖菓子の恋
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作詞 ―RUNA→ |
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あたしの鼻先を掠めた 懐かしい冬の匂い
冷たいのにそれは淡くて そっと 吐く息に溶けてゆく
かじかんだ両手は 何の迷いもなく
力強い腕と その熱を求めた
あなたはどうしてこんなにも あたしを優しくするのだろう
苦いトゲが抜け落ちた胸に
甘い 砂糖菓子の口溶けを
初めて出逢った日の事を 鮮やかに思えたのは
これから触れ合える未来を 二人 同時に見ていたから
目を開けばそこに 映り込む眼差し
全て見透かすように その手は撫でてくれる
あなたはどうしてこんなにも 記憶を愛しくするのだろう
忘れないよう願いを込めて
強く 瞼の裏に焼き付ける
「逢えない」という事実より
「逢いたい」という感情が あたしを寂しくするのだろう
隙間風に震え出す胸を
柔く 包み込んでいてほしい
あたしはどうしてこんなにも あなたが愛しくなるのだろう
今 答えを告げる唇に
甘い 砂糖菓子の口づけを
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