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10月のブレザー
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作詞 ―RUNA→ |
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優しく でも切なく 過ぎた日々は色づいて
儚い季節の訪れを あたしの瞳に映し出す
迷って 振り回して 解けていた繋いだ手
思い返すには早過ぎた あなたの記憶が蘇る
久しぶりに逢えて 淡く息を弾ませた 10月
藍色の空凍てつく中 冷え症のあたしは
包み込むように被された あなたの紺のブレザーに
逢いたい人が目の前にいる幸せを
抱きしめて そっと 想いを確かめた
一度も 面と向かって 伝えられなかった「好き」
本当は何度も言いたくて その度自ら閉ざしてた
怖くて 嫌われそうで 押し潰した感情は
いつしか二人の壁になり 言葉も笑顔も歪ませた
「今のあたしなら」と 零す心飲み込んだ 新月
電車の音と重なりながら 不器用に交わした
触れるだけの優しいキスを あなたは覚えていますか
あの日のように深く染まり始めたた夜
抱きしめて そっと 記憶に口づけた
寂しい風が肌を刺しても 折れないでいられる
あなたがくれた熱を想って 冷たい指を擦り合わす
「愛する人にあたしの分も幸せを」
今はまだ 少し 悲しい願い事
でもいつか きっと 溢れる祝福を
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