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溺れる人魚
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作詞 ―RUNA→ |
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悪戯なさざ波に 崩された砂の城
あなたとの繋がりも 瞬く間に攫ってく
もう戻れないのなら 夢の中で生きたいと
押し寄せる波音に 飲み込まれ目を閉じた
あの日そのまま死ねばよかった
泡になって 弾けて
消えてしまえばよかったのに
いつか澄んだこの声に 想いを重ねて歌ってた
「どうか届きますように」 愛しい雫を伝わせて
海面に映り込む ちぎれそうな青い月
強がりな儚さに 耐え切れず歪ませた
声と一緒に途絶えた言葉
聞こえなくて 壊れて
意味を成さない欠片に変わる
「奥底へと閉じ込めて 全てを忘れてしまえたら」
何度思ったか知れない なにより恐れていた願い
いつか失った声が あなたの名を呼ぶその時は
貝に秘めた記憶ごと もう一度深く傷つけて
きっと過ぎ去った日々が 涙に溺れる朝が来る
悲しい夢から目醒めたら 私はもう歌えない
あなたの唄は 歌えない
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