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救世主カモン。
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作詞 杉下來朱 |
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何度声を荒げてみても、
救世主は来ないこの町で
貴方の涙は 熱せられたコンクリートに沈まず
淡く儚い夢から覚めたあの朝のことを
幾ら帰りたいと思えど 時は人を待つことを知らない
神よ 神よ 天使よ
貴方方は何を見て 何を思われるのでしょう
例え この世は救いようのないものだとしても
黙っている事はないでしょうに
何かが間違っていると、
誰かがぽつりと零しただけで
それはここの決まりに反すると裁き
同じ顔の 同じ生き物が蠢くこの町に
きっといつまで経とうとも神風は吹かない
空よ 雲よ 光よ
何を伝えたくて 貴方方は私たちに
そうも必死で尚且つ寂しげな面影を
私たちに向けているのですか
時は永久に止まれど
人間が動くゆえに
時は永久に止まる事を知らぬ者として
人間に纏わり付く
吐気を催すこの空気を
救世主と呼べる人よ
消し去っておくれ
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